入居の申込み
物件を下見して気に入った場合、不動産会社に「入居申込書」を提出していただきます。この入居申込書の書式は、住所・氏名・年齢・職業・年収などを記入する書式になっています。
入居申込書は、あくまで入居する意思を確認するための書類であって、賃貸借契約書ではありません。
したがって、入居申込書を提出した後でも、入居申込みをキャンセルすることは可能です。
ただし、軽はずみなキャンセルは不動産会社や大家さん、ご検討いただいているそのほかのお客様に多大なご迷惑をかけることになるので、申込みはくれぐれも慎重にしていただきますようお願いいたします。
また、ご来店不要のWEB申込みに対応した物件も増えてきています。ご希望の物件が決まりましたらまずはご連絡ください。
入居申込書の役割
不動産会社が用意している「入居申込書」には、住所・氏名・年齢・職業・年収・保証人の氏名などを記入する欄があるのが一般的です。
こうした細かい事項を記入する理由は、不動産会社が家主や賃貸保証会社にその内容を正確に知らせる必要があるからです。
つまり、入居申込書は家主がOKを出すかどうかを決める重要な書類ですので、できるだけ詳しく記入してください。
また入居申込みをしていただく際は運転免許証や健康保険証など、本人確認及びお勤め先の確認できる書類が必要になりますので、あらかじめご用意いただけると手続きがスムーズに行うことができます。
ただし申込みの時点では、まだ保証人を誰にするか決まっていないこともあると思われます。この場合は不動産会社にその旨を告げて、保証人になる見込みの人を記入しておくのがよいでしょう。
入居審査で落ちる事もある
家主は入居希望者が提出した「入居申込書」をもとに、その希望者を入居させるてもいいかどうか判断します。これを「入居審査」と言います。入居審査にかかる時間は即日～長くて1週間ぐらいです。
この入居審査で家主や賃貸保証会社が入居をOKしないケースもあります。家主から見れば、自分の財産であるマンションやアパートを他人に貸すわけですから、経済的に安定している人や、生活上のルールを守る人に部屋を貸したいと考えるのは、当然のことと言えるでしょう。
なお、入居審査が不合格だった場合、その理由について当社ではお答えできかねる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
預かり金（入居申込金等）を支払うとき
アパートなど物件を見学して気に入った場合、入居申込書を提出する際に、数千円から家賃の1ヶ月分ぐらいの金銭を、不動産会社に預けるケースがあります。
この金銭は「預り金」「申込証拠金」「申込金」などと呼ばれています。
金銭を預けた場合でも「借りたい」という意思表示を行ったに過ぎず、契約の優先権を確保したわけではないことに注意しましょう。つまり預り金を不動産会社に預けても、家主の承諾がなければ契約は成立していないとみなされます。
契約が不成立の場合は、預り金は返還されるものですが、念のためそのことを明記した預り証を受け取りましょう。契約が成立した場合は、一般的には契約に必要な初期費用の一部として取扱われます。
この「入居申込金」は「手付金」とは違い、やむなくキャンセルする場合には、余程のことがない限り不動産会社が無条件で必ず返還してくれますのでご安心下さい。※ただし社会通念上悪質と判断される場合は除きます。
なお、当社では「入居申込金」は原則お預りしておりません。
